「因」と「困」

国語講師がよく目にする漢字の間違いを
保護者の皆様と共有するためのシリーズです!

今回は「因」と「困」

形が似ていることから、
書きまちがいが本当に多いです!

圧倒的に多いまちがいとは……?

まずは二つの漢字を見比べてみましょう。

わかりましたか?
『くにがまえ』の中身が似ているのです!

解決策は?

そもそもこの間違いは
「漢字の成り立ちを意識すること」で解決できるものなのです!

因:囗(しとね)と、大(ひと)とから成る。敷物の上に人が寝ていることから、「よる」意を表す。

『新字源』 改訂新版 KADOKAWA

「しとね」とは「敷布団」のことです!布団の上に人が寝ているという形なんですね。

↑「大の字」になって寝るとわかりやすいですね!

この敷布団が人の「下」にあることから「もとになるもの」転じて「原因となるもの」を意味するようになったという説があります。

漢字の成り立ちを意識すると間違いは劇的に「減少」します!

次に「困」をみてみましょう。

困:と、木(き)とから成る。材木を束ねてしばる意を表す。借りて「くるしむ」意に用いる。

『新字源』 改訂新版 KADOKAWA

「束ねてしばられる」から「身動きがとれない」というイメージをつかみます。
「身動きがとれない」から「こまる」のです! 

これさえ意識できれば二度と間違えません!

漢字は日々の積み重ね!

ただただ書いて覚えるのではなく、
「漢字そのものが持つ意味」
意識して学習していきましょう!

今後も受験生がやりがちなミスをご紹介していきます!お楽しみに!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です