部首に「貝」をふくむ漢字

国語講師がよく目にする漢字の間違いを
保護者の皆様と共有するためのシリーズです!

今回は「部首に『貝』をふくむ漢字」をみていきましょう!

熟語の書き取りでよく目にするのが「賃貸」の間違いです。

大人からすると「なんでこんな漢字を間違えるの?!」と思ってしまいがちですが
「貝」を部首に持つ漢字はたくさんあるので、受験生をときに混乱させてしまいます。

小学校で学習する「貝」を部首に持つ漢字をあげてみると……

こうしてみると小学生の気持ちがわかります。

圧倒的に多いまちがいとは……?

それは「賃」と「貸」の区別がついていない」こと!

上記の「賃貸」を構成する「賃」と「貸」は「貨」、「資」あたりと
混同してしまっているようで、書きまちがいが本当に多いです!

解決策は?

そもそもこの間違いは「漢字の成り立ち」を意識すれば解決するものなのです!

では実際に「賃」からみてみましょう!

意味を表す部分(貝)音を表す部分(任)から出来ている「形声文字」です。

「任(ニン)」の音が変化して「チン」になると考えると覚えやすいです。

では次に「貸」をみてみましょう。

こちらも意味を表す部分(貝)音を表す部分(貸)から出来ている「形声文字」です。

「代(タイ)」がそのまま「タイ」の読みを表します。

「漢字の成り立ちを知る」と間違いは劇的に「減少」します!

ちなみに「貨」は

「化(カ)」が音を表し、

「資」は

「次(シ)」が音を表しています。

これさえ意識できれば二度と間違えません!

漢字は日々の積み重ね!

ただただ書いて覚えるのではなく、「漢字そのものが持つ意味」
意識して学習していきましょう!

今後も受験生がやりがちなミスをご紹介していきます!お楽しみに!

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