「拝」について

国語講師がよく目にする漢字の間違いを
保護者の皆様と共有するためのシリーズです!

今回は「拝」。

「おがむ」と読み「神にいのる」という意味をもつこの漢字。

一見すると、複雑ではなく、簡単そうに見えるのですが……。

圧倒的に多いまちがいとは……?

それは「横棒が一本足りない」こと!

本来であれば横棒は四本必要なのですが、
受験生は横棒を三本で書いてしまいがちです!

これは漢字の持つ意味を意識しないからこそ起こってしまうミスなのです……。

解決策は?

「拝」が使われる熟語をあげていくと

参拝:神社に行って拝むこと。寺にもいう。

『スーパー大辞林』 3.0 三省堂

礼拝:神仏などを拝むこと。特に、キリスト教で、人々がともに神の恵みに感謝する行為をいう。

『スーパー大辞林』 3.0 三省堂

この二つの熟語からわかるように「神」がポイントになります。

神様にお祈りするときは「捧げ物」をします。
物を供えることで祈りが通ずるようにするんですね。

さて「拝」の右側にご注目ください。

イメージしやすいように緑色に塗ってみましたが、
この部分は「生い茂った草」を表します。

せっかくお祈りするならなら葉っぱは多い方がいいですよね?
なので横棒は四本入れましょう!

これさえ意識できれば二度と間違えません!

漢字は日々の積み重ね!

ただただ書いて覚えるのではなく、「漢字そのものが持つ意味」
意識して学習していきましょう!

今後も受験生がやりがちなミスをご紹介していきます!お楽しみに!

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